展示数、内容トップクラス!国立科学博物館に行ってきました。(JAMSTECの企画展も):深海魚の見られる博物館⑫
深海魚の見られる博物館第12回目は、東京都上野にある国立科学博物館です。
常設展の展示と2022年3月21日までやっている企画展「日本の海洋調査への挑戦とあゆみ」を見てきました。
今回も、写真を撮りまくって、数えましたのでぜひご覧ください。
Mochigome的おすすめポイント
- 常設展は、深海生物コーナーだけでなく、種類別の標本コーナーに深海生物が展示されていたり、化石コーナーの中に深海生物がいたりします。探すのに結構苦労しました。
- 企画展「日本の海洋調査への挑戦とあゆみ」は、深海調査の船の模型と採取した深海生物や岩石などの展示していました。基本的には模型がほとんどのため、実物がもっとあればよかったと思います。
国立科学博物館の特徴
基本情報:
所在地:〒110-8718 東京都台東区上野公園7-20
営業時間:午前9時から午後5時まで 金曜日・土曜日20時まで
入館料:大人630円 高校生以下無料
アクセス:JR「上野駅」から徒歩5分
駐車場:ありません
国立科学博物館のホームページはこちら。
国立科学博物館 National Museum of Nature and Science,Tokyo (kahaku.go.jp)
コロナ対応について:
入館時のアルコール消毒や検温はあります。
入館制限があり、入館には事前予約が必要です。
国立科学博物館に行ってきました。
JR上野駅から歩いて5分です。博物館の駐車場はないので、公共の交通機関を使用するか、近くの駐車場を使うことになります。
博物館は、平日だったこともあり空いていました。コロナ対策のため、入口に人が立っていて入場規制が厳しいです。
入館するためには事前登録が必要ですし、入口の検問では、入場時間の記載のあるメールの提示を求められます。
中に入ると、地球館と、日本館に分かれています。日本館が古い建物で、地球館は隣にある新しい建物です。
企画展「日本の海洋調査への挑戦とあゆみ」について
企画展「日本の海洋調査への挑戦とあゆみ」は、地球館の2回の奥でやっています。
大きいものとしては、しんかい6500の1/2の模型と深海探査レースで準優勝した「AUV-NEXT」の原寸大模型があります。
ほかは、「かいれい」「ちきゅう」「よこすか」「白鳳丸」「新青丸」「みらい」の1/100の模型と、採集した深海生物・岩石標本(こちらは本物)の展示(各船で1~2個)となります。
解説などはわかりやすいのですが、模型の展示が中心となっているのが少し残念でした。
常設展について
地球館
地球館の1階には、海洋生物の多様性コーナーがあり、入口すぐに深海生物の標本が展示されています。
また、このフロアの天井には、大型海洋生物の剥製が吊るして展示してあります。
マンボウ・ジンベイザメ、ラブカ、マッコウクジラなどの剥製を見ることができます。
奥に行くと、「系統広場」のコーナーがあります。種類ごとの標本に分かれます。壁一面に標本がありますが、深海生物かどうかの分類でないため、探し出すのが大変です。
ダイオウイカの液浸標本は少し離れたところにありますので、見逃さないように注意しましょう。
日本館
日本館2階南翼には、サンゴに住む生き物コーナーがあり、そこにサンゴガニ類が沢山展示されています。
他には3階南翼の奥に「日本列島を囲む豊かな海」というコーナーがあります。水深ごとに剥製や標本が展示されています。
このコーナーの注意点は、あきらかにレプリカと思えるものと、実物とが混ざっており、特に注釈などないためわからないことです。
エビ・カニ類は明らかに本物ですが、メンダコは偽物だと思います。
3階の北翼の入口に、カニの標本のなかにサナダミズヒキガニがあるのと、ニセカラスザメの液浸標本が足元の方に展示されていますので、見逃し注意です。
最後に3階の北翼の奥に深海生物の化石コーナーがありますので、こちらを満喫しましょう。
発光器が化石に残っているのに感激です。
国立科学博物館で見られる深海魚・深海生物は?
実際に行って調べてきました。
常設展
剥製・標本102種類 生体はなし
企画展「日本の海洋調査への挑戦とあゆみ」
剥製・標本 3種類 生体はなし 無生物6種類
見られる深海魚・深海生物をリストにしました。
常設展
アカザエビ |
アカドンコ |
アカハコクモヒトデ |
アシナガサンゴ |
アブラボウズ |
アミメサンゴガニ |
アルビンガイ |
イガグリエビ |
イガグリガニ |
ウキエソ化石 |
ウルトラブンブク |
エゾイバラガニ |
エンコウガニ |
オウエンカイロウドウケツ |
オウムガイ |
オオウミユリ |
オオグソクムシ |
オオクチイシナギ |
オオグチボヤ |
オオコシオリエビ |
オオヤナギウミエラ |
オキノテヅルモヅル |
オニヒゲ |
オロシザメ |
オンデンザメ |
カイレイツノナシオハラエビ |
カシマナダバイ |
カストロサンゴガニ |
カバイロサンゴガニ |
カワムラワダチバイ |
カンテンゲンゲ |
キアンコウ |
キクバナヒトデ 化石 |
キタクシノハラクモヒトデ |
ギンザメ |
キンメダイ |
クサイロギンエビス |
クマツノオリイレ |
クロサンゴガニ |
ゴエモンコシオリエビ |
ゴカクヒトデ化石 |
ココノホシギンザメ |
コシマガニ |
コフキエゾイバラガニ |
コブシカジカ |
コマッコウ |
コンゴウツノオシイレ |
サガミアカザエビ |
サギフエ |
サクラエビ |
サツマハオリムシ |
サナダミズヒキガニ |
サンコウメヌケ |
サンゴガニ |
シーラカンス |
シロウリガイ |
シンテイツキヒ |
ジンベイザメ |
スケーリーフット |
スルガバイ |
ズワイガニ |
ダイオウイカ |
タカアシガニ |
チヂワバイ |
ツチイロカイメン |
トミハダカ 化石 |
トラザメ |
トリノアシ |
ナマハゲフクロウニ化石 |
ナンキョクオキアミ |
ニセカラスザメ |
ニホンクモヒトデ |
ネッタイユメハダカ |
ハダカイワシ化石 |
パラオオウムガイ |
ヒエエゾホモラモドキ |
ヒカリボヤ |
ヒラセイモ |
フサウミサボテン |
ヘイトウシンカイヒバリガイ |
ベニズワイガニ |
ボウズウニ |
ホウライエソ化石 |
ホタルジャコ化石 |
ホッコクアカエビ |
マダラ |
マッコウクジラ |
マトウダイ |
マンボウ |
ミギマキタテゴトナシボラ |
ミドリフサアンコウ |
ミナミアカザエビ |
ミョウジンシンカイコシオリエビ |
ムラサキカムリクラゲ |
メンダコ |
ヤゲンイグチ |
ヤマトトックリウミグモ |
ユノハナガニ |
ユメザメ |
ヨモツヘグイニナ |
ヨロイザメ |
ラブカ |
企画展
AUV-NEXT(実物大模型) |
アルビンガイ |
カイコウオオソコエビ |
カンラン岩 |
玄武岩質溶岩 |
しんかい6500(1/2模型) |
熱水噴出孔 |
ベニチヒロエビ |
枕状溶岩 |
まとめ
いかがでしたか?今回は上野にある国立科学博物館で見られる深海魚・深海生物についてまとめてみました。さすが科博、トップクラスの数と内容です。
注意事項
この情報は訪問時に数えたもので、現在見られるかどうかはわかりません。
管理人は疲れてくると数えるのを諦めることがあります。
深海魚かどうかの判断は、管理人の独断に基づくもので何ら専門知識は持ち合わせていません。
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