カファレル ジャンドゥーヤクリーム
Caffarel Crema Gianduia
おすすめチョコスプレッド、ジャンドゥーヤスプレッド第2回でご紹介するのは、カファレルCaffarelのジャンドゥーヤクリームです。
カファレルCaffarelはイタリアのお菓子屋さんで、はじめてジャンドゥーヤを作ったことで知られています。
ジャンドゥーヤというのは、焙煎したナッツ類のペーストとチョコレートを混ぜたものだそう。
イタリア王室御用達の老舗のチョコレート屋さんです。
- チョコスプレッドA チョコスプレッドBとは
- ジャンドゥーヤクリームの商品情報
- カファレルジャンドゥーヤクリーム実際に食べてみました。
- カファレルとピエモンテの商品を比較してみました。
- カファレルとリンツを比較してみました。
- リンツのもう一つの商品、「リンツチョコレートスプレッドダーク」とも比較をしてみます。
- カファレルとヌテラを比較してみました。
- カファレルとウィターズを比較してみました。
- カファレルとダンデライオンを比較してみました。
- カファレルとノチオラタ(ダーク)と比較してみました。
- カファレルとノチオラタ(白)と比較してみました。
- まとめ
- カファレルの他の商品の記事もあります。
- カファレルのオンラインショップと店舗
チョコスプレッドA チョコスプレッドBとは
チョコレート利用食品の表示に関する公正競争規約・施行規則
平成30年9月14日 公正取引委員会・消費者庁告示第15号
に記載されています。
チョコレートスプレッドAはカカオマスが全重量の7%以上又はココアバターが全重量の4%以上のもの。
チョコレートスプレッドBはカカオ分が 3.5%以上又はココアバターが2%以上のもの。
となっています。
詳細は公正取引委員会のホームページにあります。
https://www.jfftc.org/rule_kiyaku/pdf_kiyaku_hyouji/035.pdf
ジャンドゥーヤクリームの商品情報
商品名:カファレル ジャンドゥーヤクリーム
名称:チョコレートスプレッドB
原材料名:ヘーゼルナッツペースト、砂糖、低脂ココアパウダー、脱脂粉乳、ココアバター、バター、アーモンド/乳化剤(大豆由来)
内容量:210g
賞味期限:2020年9月30日
保存方法:直射日光を避け涼しいところで保存してください
原産国名:イタリア
カロリー:550kcal/100g
価格:1994円
カファレルジャンドゥーヤクリーム実際に食べてみました。
ロゴの入ったビニールの袋に入っています。左上にはシールとリボンが貼られていて、お店の商品に対する熱意が伝わってきます。その中に瓶に入った商品があります。
ふたを開けるとジャンドゥーヤの香りがしてきます。
アルミの中ふたなどはありません。
常温ですとやわらかいです。普通に塗ることができます。トーストが厚いと溶けてきます。
そのまま食べるとカファレルのジャンドゥーヤの味そのままです。
甘さは強めでチョコとヘーゼルナッツの味が美味しいです。
トーストにぬると、そのままの食べた時よりもヘーゼルナッツの味を強く感じます。
あたためた牛乳にも入れてみたいと思います。
味はまさにジャンドゥーヤミルクです。少し溶けにくいかと思いました。
ここで他の商品とも比較したいとも思います。
カファレルとピエモンテの商品を比較してみました。
メゾン デッラ ノッチョラ ピエモンテのクレーマジャンドゥーヤと食べ比べをしてみます。
成分表示を比較してみてみました。
ピエモンテの成分表示は、ヘーゼルナッツ、甘蔗糖、ココア、粉乳となっています。カファレルのナッツの含有量は40%、ピエモンテは52%となっており、ナッツの量としてはピエモンテの方が多くなっています。ピエモンテはナッツの量が多いためか、チョコレートスプレッドではなくナッツ調整品となっています。使っている材料に大きな差はなさそうですが、砂糖ではなく甘蔗糖を使っている所が違っています。
実際に食べて比べてみました。
実際に食べてみるとカファレルの方が甘く濃厚なチョコの味を感じます。砂糖と甘蔗糖の違いかもしれません。それぞれのナッツの感じも少し異なっていて、カファレルの方がナッツを焙煎した味が強いと思います。ピエモンテの方がナッツの味は強いと思います。板チョコで例えるとピエモンテはホールナッツのような味、カファレルはやはりジャンドゥーヤの感じです。
ナッツそのものの味を重視するならピエモンテ、焙煎したナッツの味が好きでしたらカファレルと思います。
カファレルとリンツを比較してみました。
リンツのチョコレートスプレッドと食べ比べをしてみます。
成分表示を比較してみてみました。
カファレルのナッツの含有量は40%、リンツのヘーゼルナッツチョコレートスプレッドも同様に40%となっており、ナッツの量としては同じ量です。ヘーゼルナッツ、砂糖、低脂肪ココアパウダー、脱脂粉乳、ココアバター、バターオイル、アーモンドとほとんど入っているものが同じで、標記の順番も同じです。かなり近い作り方なのだと思います。
実際に食べて比べてみました。
実際に食べ比べをしてみます。パンに塗って食べてみると、びっくり、違いが判らないです。
パンにつけないでそのまま食べてみると、違いが少しはっきりします。リンツの方が後から感じる焙煎したナッツの味が強い印象です。うっかりするとどっちかはわからないぐらい似ている商品です。
リンツのもう一つの商品、「リンツチョコレートスプレッドダーク」とも比較をしてみます。
成分表示を比較してみてみました。
成分表示を見てみると、「リンツのチョコレートスプレッドダーク」の方は砂糖、低脂肪ココアパウダー、植物油脂、ヘーゼルナッツの順になっており、砂糖・ココアが多いことがわかります。ヘーゼルナッツの割合は書いてないのでわかりませんが、成分表示の順番を見ると最後の方なので割合は少ないと思います。
実際に食べて比べてみました。
実際に食べ比べをしてみると、こちら二つは明らかに味が違います。「リンツチョコレートスプレッドダーク」にもヘーゼルナッツやアーモンドが入っていますが、あまり味はつよくありません。ダークチョコレートの味がしっかりしています。甘さも控えめで、ダークチョコの苦みがあります。カファレルの方が甘くて、ナッツの味しっかりしている印象です。
カファレルとヌテラを比較してみました。
成分表示を比較してみてみました。
まず成分表示を比較してみましょう。ヌテラの表示は、砂糖、植物油脂、ヘーゼルナッツ、脱脂粉乳、ココアパウダーの順になっています。
カファレルのヘーゼルナッツの割合は40%ですが、ヌテラの割合は13%となっていて、ココアパウダーも少なくなっています。逆に、砂糖や植物油脂が多いようです。
実際に食べて比べてみました。
それでは実際に味の比較をしてみましょう。
カファレルは焙煎したナッツ感、チョコの味も濃厚な味わい。ヌテラの方は、あまさやナッツ感はあるけどマイルドになっています。パンに塗るとさらにナッツの味の差がはっきりします。
カファレルとウィターズを比較してみました。
成分表示を比較してみてみました。
ウィターズはチョコレートスプレッドAに分類されます。つまりウィターズの方が、カカオ分やココアバターが多いという事になります。
材料は、砂糖、植物油脂、チョコレート、アーモンド、ココアパウダー、ヘーゼルナッツとなっています。材料の内容と順番からはリンツの「チョコレートスプレッドダーク」や「ヌテラ」に近いと思います。
実際に食べて比べてみました。
ウィターズは、ダークチョコなので、カファレルと比較すると、甘くありません。後から感じるダークチョコの苦さもあります。ウィターズにもヘーゼルナッツや、アーモンドは入っているのですが、アーモンドの味が強い印象です。甘さはもちろんナッツの味もカファレルの方が強い印象です。
カファレルとダンデライオンを比較してみました。
成分表示を比較してみてみました。
ダンデライオンの成分表示はチョコレートスプレッドAになっています。つまりカファレルよりもダンデライオンの方が、カカオ分やココアバターが多いという事になります。
原材料名は、生クリーム、チョコレート、コンデンスミルク、黍砂糖、コーンシロップ、バニラ
黍(きび)砂糖:白砂糖よりもミネラルなどが多く含まれています。
原材料はかなり異なっています。ヘーゼルナッツ主体のカファレルと、チョコレート主体のダンデライオンと言ったところでしょうか。
実際に食べ比べをしてみました。
カファレルはナッツの味がしっかりします。ダンデライオンは、ナッツは入っていませんので味の明らかな違いです。カファレルのチョコよりも、ダンデライオンは生チョコのような感じ(生クリームも、コンデンスミルクも入っています。)がします。カファレルの方が甘くありません。
カファレルとノチオラタ(ダーク)と比較してみました。
成分表示を比較してみてみました。
ノチオラタはチョコスプレッドAに分類されます。ノチオラタ(ダーク)の方がカカオ分やココアバターが多いという事になります。
材料は、有機さとうきび糖、有機ヘーゼルナッツペースト、有機食用ひまわり油、有機ココアパウダー、有機カカオバターとなっています。
カファレルとの違いは有機チョコレートスプレッドである点です。またサトウキビ糖やひまわり油を使っている所が味の違いにでてくると思います。
実際に食べ比べをしてみました。
カファレルとノチオラタ(ダーク)では全く味が違います。
カファレルの方が濃厚でチョコもナッツもしっかりした重みのある感じで、ノチオラタ(ダーク)の方は、味も甘さもすっきりしていて、しつこくなく、軽い感じがします。サトウキビ糖だからかもしれません。最後にダークチョコの苦さがやってきます。また口当たりもノチオラタ(ダーク)は、ナッツのペースト感が残っている感じがあります。
カファレルとノチオラタ(白)と比較してみました。
成分表示を比較してみてみました。
ノチオラタはチョコスプレッドAに分類されます。ノチオラタ(白)の方がカカオ分やココアバターが多いという事になります。
材料は、有機さとうきび糖、有機ヘーゼルナッツペースト、有機食用ひまわり油、有機ココアパウダー、有機カカオバター/ひまわりレシチン、バニラ香料となっています。
カファレルとの違いは有機チョコレートスプレッドである点です。またサトウキビ糖やひまわり油を使っている所が味の違いにでてくると思います。
実際に食べ比べをしてみました。
カファレルとノチオラタ(白)と食べ比べをしてみました。
カファレルの味とノチオラタの味とはっきりした違いがあります。カファレルは、濃厚なチョコレートと、焙煎したヘーゼルナッツの味がします。ノチオラタは、カカオの味もヘーゼルナッツの味もしっかりしますが、軽やかで切れ味が鋭い感じです。ダークではないのでの苦みはありません。最後まで甘さを感じます。
しっかりとジャンドゥーヤを味わいたいならカファレル、あっさりすっきりした味わいがお好みならノチオラタ(白)をお勧めします。
まとめ
味はとっても美味しいですし、ジャンドゥーヤという個性が良く出ていると思います。価格が高いことと、入手する方法が限られているため、チョコが好きな方へのお土産やプレゼントや、特別な時に購入したりするのが良いかもしれません。
カファレルの他の商品の記事もあります。
カファレル ジャンドゥーヤクラシック

カファレル ジャンドゥーヤインテンスダーク

カファレル プレミアムタブレット ホールヘーゼルナッツミルク

カファレルを購入してみました。

カファレルのオンラインショップと店舗
カファレルのオンラインショップ
mochigomeは、今回こちらから購入しました。
https://www.caffarel.co.jp/
カファレルの店舗情報
カファレルの店舗は日本に3店舗あります。
東京の店舗は「カファレル東京駅グランスタ店」です。東京・関東の店舗はここだけです。
この店舗は東京駅改札内になりますので、入場券か切符が必要です。今は営業再開していますが、営業時間は短縮しているようです。(2020年6月20日)
営業時間: 平日10時~20時、土日祝10時~19時
TEL.03-3284-2121
〒100-0005
東京都千代田区丸の内一丁目9番1号
東京駅地下1階グランスタ内
カファレルの本店は神戸の北野にあります。日本では唯一のカフェスペースがあります。
「カファレル神戸北野本店」です。2020年6月現在では短縮営業のようです。
定休日: 火曜
営業時間: 水-月 11:00~18:00
〒650-0003
神戸市中央区山本通3-7-29
神戸トアロードビル1F
TEL. 078-262-7850 FAX.078-262-7860
そして3店舗目は「カファレル神戸旧居留地店」
〒650-0034
兵庫県神戸市中央区京町71 山本ビルB1F
TEL.078-331-7416
こちらも2020年6月現在では短縮営業のようです。
定休日: 月曜
営業時間: 火-日 13:00~18:00
短縮営業に関してはホームページやSNSでお知らせするそうです。
訪問される方は事前にご確認ください。
コメント
詳細おまとめありがとうございます。
2021年9月まで数年間欧州に住んでいてチョコレートスプレッドの虜になったものです。
日本ではチョコレートスプレッドがあまり人気が無いらしくスーパー等の店頭で購入可能なのはヌテラがせいぜい。掲載頂いたスプレッドはお値段も気軽にではないので躊躇していましたが、これで勇気を出してどれか購入しようと思います。
因みにロンドンでは各種スーパー(テスコ、セインズベリー、モリソンズなど)がオリジナルを出す位ですし、大陸側ではイタリア系のスプレッドが多かった記憶があります。
日本にも入ってくると良いですね!
コメントありがとうございます。私も数十年前にドイツでヌテラを食べて感動しました。
帰国してからヌテラを探しても見つからず、時間が過ぎてしまいました。最近になってやっと日本でも色々なチョコレートスプレッド
が入手できるようになってきた感じがします。
ロンドンでは、スーパーのオリジナルのがあるのですね。知りませんでした。聞くと食べてみたくなりますね。是非輸入して欲しいです。
これからも更新していきますのでまた見てください。